2006/05/31

農業と食産業

 農産物を農産物として売る場合と加工して売る場合ではどれほどの価格差が出るのでしょうか?とても興味があるところですが、私は価格の問題よりも、値段を誰がつけるのかという点で、まったく違うのではないかと感じています。つまり、農産物を市場に出した場合、一般的にはセリによって値段が決まっていきます。しかし、例えばもち米を団子にして売れば、値段は売る人によって決まっていきます。
 食材としての農産物も勿論大切でありますが、経済的には食材を加工して、製品にすることのほうがはるかに優位性があると思うのです。ことに大崎は豊かな農業基盤を有する地域ですから、食産業の一大産地を目指してほしいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽

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2006/04/20

宮城県民大運動会

 春になるとそれぞれの地域で大運動会が開催されます。もし、その中のいくつかの種目が県大会に通じて、あの宮城スタジアムで走ったり、飛んだり、投げたり、みんなで応援できたなら、楽しいのではないでしょうか。政務調査の懇談をしている中で、提案頂いた「宮城県民大運動会」であります。
 いわゆる競技スポーツという概念の大会ではなく、健康スポーツという視点での大運動会があってもいいように思いました。勝ったところが出場するということではなく、エントリーすれば誰でも出れるという方式であります。たった一日の大会かも知れませんが、そのために準備をしてくることが健康を増進させることに貢献するものと思います。
 あの宮城スタジアムで走ってみませんか!

宮城県議会議員 中島源陽

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2006/04/02

小さい農家はどうするの?

 あるところで、兼業農家の若手より「俺はさ、勤めているから、暮らしていく分の給料はもらっている。田んぼは、計算をすれば絶対に合わないけど、家のおじいさんには負けたくはない。荒らして、文句を言われるようなことにはしたくないけど、どうしたらいいんだか?」という切実な言葉を頂きました。
 平成19年から始まる「経営所得安定対策」を考えると、小さい農家は集落営農か、現状を維持するのか、やめるしかないという瀬戸際に立たされているところでありますが、現実の農業では多くが規模の小さい農家であります。多様な農家があってこそ農村も農業も守られていく、というのが私の基本的な考え方でありますが、経営所得安定対策は多様な農家というよりは、集団であれ個人であれ規模の大きい形を目指しています。
 規模の概念だけではなく、個性的な農業という概念の基に、多様な農家が農業を継続できる仕組みを創っていきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽

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2006/02/22

農業・農村版「富県戦略」

 「富県戦略」は村井知事が今議会の所信表明で示した18年度の政策の柱であります。私は県民が最も願っていることを政策の柱にして頂いたと思っています。18年度はそのスタートの年であり、様々な戦略の種がまかれるものと期待をしています。
 私は今議会の一般質問において、この「富県戦略」を取り上げたいと思っています。特に、富県のためには何と言っても、農業・農村が元気にならなければならないと思っているので、農業・農村版「富県戦略」として、いくつかの提案をしたいと考えています。
 例えば、本県が掲げる「食材王国」を生かして、食農産業の集積を集中的に図ることであります。また、今回の新たな農業政策に関しては、県独自の集落農業への支援策や認定農業者への支援策等を考えてみたいと思っています。いずれにしても、現在農業を担っているのは65歳以上の方がほぼ60%でありますから、5年後・10年後を考えると、正に崖っぷちなのであります。大いに議論を深めて、宮城の農業と農村が10年後もしっかりと守られているように英知を結集したいものであります。

宮城県議会議員 中島源陽

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2005/03/08

予算特別委員会

 3月8~9日と県議会予算特別委員会の総括質疑があります。私は9日の午前中に60分の時間の中で質疑をすることとになっています。以下に、質問項目の抜粋をお知らせしますので、ご意見等を頂ければ幸いであります。
 ①農業政策について ○宮城のありようについて、私は「地球と暮らしの共生する社会」を掲げたいと思うが、知事はどう描いているのか?○農業予算の減額幅が極めて大きいが、どう考えるのか?○売れる米作りの基本はまず県内産米の県内消費を上げることだと思うが、いかがか?○「食と農の県民条例」の見直しにおいて、「生産者と消費者の協働・共存型農業」の視点を大切にすべきと思うがいかがか?等々②森林政策について ○森林環境税は有効と思うが、このような目的税の担う範囲と通常予算の担う範囲について、どのように整理しているのか?等々③観光政策について ○東北観光のための協働型リーダーシップをとる気概はないのか? ○観光拠点を絞り込んで、そこに施策を重点化して、全体を押し上げるという考え方はどうか(例えば、松島や鳴子)?等々
 9日に向けて、少しでも深みのある、前向きな議論となるよう、さらに準備を重ねていきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
  

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2005/02/22

食の仲人センター

 本県には豊かな食材があると思ってい人はたくさんいると思うのですが、一方“食材王国”を実感している県民は一体どれほどいるのでしょうか?私は比較的少ないのではないかと思っています。
 このことは、県産・地元産というおいしい食材を、県民である私たちが日常的に食する環境が十分ではないということだと思うのです。勿論、道の駅や直売所等、以前から比べれば各地域に地元産の産品を買うことのできる場ができてきたことは確かです。しかし、全体の量においてはまだまだ少数派であると思うのです。
 私は“食材王国”を自他共に認める本物の“食材王国”にしていくためには、まず本県の人々が地元産をしっかり食して、食材王国を堪能することが第一と考えています。そのためには「食の仲人センター」のようなシステムを適度な範囲の地域ごとに育てていくことが必要ではないかと思っています。
 「食の仲人センター」は地域内の農家や生活者、食堂、レストラン、旅館、ホテル、流通業者、加工業者等々、食に関わる地域内の全ての人々が関わる中で運営されることをイメージしているのです。正に立ち上がっていくこの始動プロセスにこそ、県としての強い後押しが求められているものと考えています。
 食の仲人センターを核とした食の地域ネットワークが構築され、多くの県民が食材王国を実感できる日を目指していきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)

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2005/02/09

医師確保と農業者確保

 ここ数年県内の就農者が80人前後であったのに対して、宮城県農業短期大学では毎年20人前後の就農者を輩出してきました。しかし、この宮城県農業短期大学は今年度を持って閉校し、平成17年度より宮城大学食産業学部がスタートします。時代の要請とはいえ、本県にとっては益々農業の担い手育成が急務となってきたといえるのではないでしょうか。
 一方、今日の地元新聞の一面トップに、『医師を独自採用 市町村へ派遣「ドクターバンク」導入 新年度から宮城県 5年計画 25人確保』という記事が載っていました。特に自治体病院の医師不足は喫緊の課題であり、県民生活の安心・安全という最も基本的な部分を担うのが医療であり、医師でありますから、やっと本腰を入れて対策に乗り出してきたという感じであります。『遅い!』という声がすぐにも聞こえてきそうでありますが、まずは率直に評価をし、実効性のある運用を期待したいと思っています。
 話しを戻すと、農業は現在多くの部分を65歳以上の高齢者が担っています。生きるための安心・安全という意味では、農業も欠かせないものであります。県としても、いよいよ待ったなしの崖っぷちに立っているという自覚の基に、医師確保対策で示したような、県としての確固たる姿勢を示していきたいものであります。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)

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2005/02/06

みやぎ食と農の県民条例

 本県は平成12年に議員発議による条例として、「みやぎ食と農の県民条例」を制定しました。この条例は第1条(目的)の項において“この条例は、本県における農業・農村振興の目標を明らかにするとともに、目標達成に向けた推進方策を示し、県民の共通理解のもと、目標の実現を図ることを目的とする。”と謳っています。
 この条例は本県の農業・農村振興において最も根幹をなす条例並びに計画でありますが、私は“制定以来、5年を迎えて、本条例がこれまでの本県の農業・農村振興に対してどれだけの役割を果たしてきたのか”について、検証をする必要があるのではないかと思っています。
 理念は早々変えるものではないとしても、計画の内容や基準指標等について見直すことは、常に時代が変化していることを考えれば、むしろ当然のことと考えます。特に、5年間の中で目標達成が極めて難しい分野等を整理して、例えば、基本計画の中に「農業担い手育成重点戦略3ヵ年計画」のような個別計画を位置づけて、その期間の中でしっかりと結果を残すことに全力をあげる体制をつくっていくことが大切ではないでしょうか。
 今後の議会審議の中で、いくつかの重点戦略をあげながら、提案していきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)

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2005/01/15

アンテナショップ

 宮城県では東京にアンテナショップを開設する予定となっています。しかし、昨年より場所となる物件を探しているのですが、なかなか希望通りにことが運ばず、現在も予定は未定の状況であります。
 そのような中で、昨日和歌山県のアンテナショップの谷脇館長さんにお会いして、お話しを聞くことができました。平成15年度に一気に準備をして、平成16年度よりオープンしたのですが、その仕掛けに学ぶべきところがたくさんあると思いました。物産は勿論ですが、観光もセットで売り込むことを狙いとしている点や、そのためのソフト事業として、毎週アンテナショップ向かいのサロンにて、ミニ講演会やワークショップ等を開催して、口コミによる宣伝効果をしっかりと発揮している点、また、物産でも東京のNPO法人に販売を委託して、その販売のおばちゃんの優しい声がけが多くの人々の心をつかんでいること等々があります。
 また、いわゆる店舗販売の額の多い少ないだけで判断するのではなく、アンテナショップを通じてどれだけ新たな展開につなげていくのかが最も大切であるということで、大いに意見の一致を見たところでした。
 いずれにしても、全国では26都道府県ほどが既に前を走っている状況でありますから、しっかりとコンセプトとアイディアを練って、後発の利を最大限に活かした宮城のアンテナショップを開設してほしいものです。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)

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2004/11/29

ホームページマジック

 今日の産業経済分科会で、ある担当課が「所管するホームページのアクセス数が11万件ありました」という報告をしました。私は大変多いアクセス数でありますから、率直に評価したいと思ったのですが、説明を聞くうちに、少し不安になったのであります。それは、そのことによって何にどんな影響があったのか、という報告が一切なかったからであります。
 私にはある旅館を経営している友人がいますが、彼も旅館のホームページを開設しています。以前彼が「毎年30万件のアクセスがあるけど、成約に至るのは0.008%ほどだ。この成約率を0.001%上げるのが、当面の目標だ。」と話していたことを、ふと思い出しました。
 これほどまでの、成果主義的な視点を持つことはできなくても、そのホームページに関わった人・アクセスした人がどんな感想・ニーズを持っているのかという反応を、常に頭に置きながらフィードバックして、ホームページの管理を進めていってほしいと思うのです。
 数におぼれてしまうと、何も見えなくても進むことだけ(更新することだけ)が目的化してしまう可能性が高くなりがちです。是非、本県のホームページのアクセス数のマジックに酔うことのないよう、努めていきたいものです。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
minna@motoharu-smile.jp

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2004/11/28

健康活動

 「健康活動」、あまり耳慣れない言葉かもしれません。私が今回の一般質問で、健康長寿社会に向けての項で取り上げたテーマです。この発想の原点は、これからの超高齢化社会は避けようのないということは周知のことでありますが、問題なのは高齢ということではなく、健康を失ってしまうことだという考えです。
 介護予防という言葉も、最近よく耳にする言葉でありますが、本来的には健康活動を日常の生活に十分取り入れておくことによって、高齢であってもかなりの方々が健康長寿の期間を長くすることができると思うのです。一朝一夕には何も変らないことではありますが、「健康活動・県民運動」として継続的に定着を図っていく取り組みが求められていると思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)
minna@motoharu-smile.jp

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2004/11/27

夢づくり奨学金

 現在、高校生対象の奨学金は「日本育英会」が行っているものがあります。特に、ここ数年の経済情勢の影響から、年々公立高校の授業料免除の家庭が増えていることを考えれば、授業料相当分を十分に賄えるこの奨学金は大変意義深いものであります。しかしながら、一方では所得制限と成績基準等があり、必ずしも本当に必要な人が対象になっているのか、疑問を感じるところでもあります。
 私はそのような現制度に加えて、宮城県としての「夢づくり奨学金」制度を設けてはどうかと考えています。つまり、本人の意思で、自分の夢を実現するために、自分が借りて、自分が返していくということを原則とするもので、何よりも「自分の夢」に向かって、主体的に立ち向かおうとする姿勢が判断基準となるような奨学金です。
 高校生とはいえ、親の養育の下にあることは現実でありますが、「自分の夢」に立ち向かって行こうとする意欲は本人次第であり、現在の高校生を考えたときに、そのような意欲こそが最も育てるべきところと思うからであります。子ども達の夢に向かおうとする力をみんなで支えていきませんか。
 

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2004/08/23

農村と都市の縁結び計画

 戦後50年以上を経て、これまでにないほど農村と都市は乖離してしまったのではないでしょうか。一方、普段の生活で実感することは少ないのかも知れませんが、これまた、実は生活のあらゆる分野でこれまでにないほど農村と都市は密接に結びついてきたのではないでしょうか。
 この一見この相反する事態が同時に存在するという矛盾した状況が、正に現代社会であると思います。例えば、「食べ物」を例に考えると、地方農村部から都市部へ流入している食料はこれまでにないほど増えていることを考えれば、その関係は極めて密であると言えます。しかし、現実にその食べ物の原点である農村・農家に思いを巡らせる人が、またはどんな人が食べてくれるのかということに思いを巡らせる人が、どれほどいるのかということを考えると、特に、具体的に相手を意識した関係は極めて限られた人の関係の中でしか存在していないのが現状であり、全体としては大きく乖離してしまったと思うのです。
 私は、これからの日本の発展はこの農村と都市の関係をどう構築していくのかが、大きな鍵を握っているものと考えています。お互いが自分のみによって成り立っていると錯覚しているのではなく、お互いがお互いによって成り立っているという感謝の思いがあふれるような日本社会を目指していきたいと考えます。そのためにも、国に何かを求めるというのではなく、宮城県自らが、各市町村と共に、農村と都市の具体的な関係づくりに汗をかいていかなければなりません。
 いわゆる一時的な交流や観光で、一時的な交流人口・観光人口が増加したということではなく、また、これまでの主に自治体同士の姉妹都市関係ということでもなく、地域と地域や、商店街と農村・組織と組織・個人と個人等々で、継続的・親密的かつお互いを必要とし、お互いを生かしあう関係をつくることが欠かせないと思うのです。県政においても、そのような視点を持って、具体的な農村と都市の関係づくりを支援していくことが大切です。今後、具体論としての「農村と都市の縁結び計画」を考えていきたいと思います。

宮城県議会議員 中島源陽(もとはる)

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